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インタビュー
エノテカのワインと
地域の食文化に
新たなマリアージュを
見つけ出す。
卸事業部
桶谷 駿平
2019年入社
立正大学 法学部 卒
「お酒=美味しくないもの」と苦手意識を持っていたが、大学時代にその考えを覆すワインに出会う。以来、ワインの品種や産地を探求するようになり、長期休みにはポルトガルへ飛び、自転車で各ワイナリーを巡るほどの行動派。
DIVISION DIVISION 卸事業部
Topic.1
眠っている可能性を
発掘する。
群馬県と新潟県を中心に問屋、業務用酒販店、飲食店への営業活動を行っています。飲食店様であれば、そのお店の来客層やフードメニューなどを分析し、ニーズに合うワインをご提案しています。
地方営業を担当してから、地域によって喜ばれるワインは違うことを知りました。特に私の担当地域は日本酒や焼酎の文化が盛んです。既に親しまれている「お酒と食事」の組み合わせがある中で、どう魅力を伝えることでワインとの新たなマリアージュに驚き、喜んでいただけるのか。それこそが営業の腕の見せ所であり、その地域でこそ生きる「ワインの魅力」は地酒への理解を深めたり、その土地に根づく文化を知ることで見つけられる気がします。
一方で、ワイン歴何十年というワインラヴァーのお客様とも出会えます。お互いに愛してやまないワインについて、情報交換やエピソードを語り合える時間を楽しめるのも、この仕事の魅力です。
Topic.2
壁を打ち破る
手応えがたまらない。
「ワインってたくさん種類があるから、それぞれの味をうまく紹介できないんだ」。食に精通する飲食店様でも、ワインに壁を感じている方は多くいます。先日も寿司店様よりご相談をいただいた際、私は「味わいを色で表現した」ワインメニューを提案しました。白ワインならすっきりとした味わいを緑色、樽の効いた濃密な味わいを黄色、赤ワインは渋みが控えめで優美な味わいを赤色、濃厚な力強い味わいを紫色の計4色のカテゴリに分けました。"白身魚であれば柑橘系のアロマを感じるすっきり緑系の白ワインから"という風に、お料理に合わせてお薦めしたいワインを絞れるようにしたのです。
後日、「桶谷さんが作ってくれたメニュー表、本当に紹介しやすいよ」と喜んでいただけた時はたまらなく嬉しかったですし、お客様に寄り添いながらワインの壁を一つひとつ破っていくほどに、地域にワイン文化を浸透させる一助になっていることを強く実感します。
EPISODE Topic.3 忘れられない1本のワイン
自然派ワインを得意とするフランスのロワール地方屈指の生産者、パスカル・ジョリヴェの「サンセール」です。穏やかな口当たりに、レモンやユズなどシトラス系のフレッシュな味わいを楽しむことができます。日本酒の名産地である新潟県を訪問する際、必ずといっていいほど持ち歩いています。私の相棒とも言えるワインです。
フルーティーでミネラリーなアロマは日本酒の吟醸を思わせ、魚介をふんだんに使用する現地の郷土料理とのマリアージュは完璧。日本酒に慣れ親しんだお客様に、白ワインの魅力をお伝えするのにピッタリな1本です。
SCHEDULE Topic.4 ある日のスケジュール
DAY OFF Topic.5 オフの日の過ごし方
まだ発掘されていないワイン取扱店を求め、地方を巡っています。ドライブも兼ねて良い気分転換になっています。知らない土地を探索することが好きですし、珍しいワインに遭遇できるかもしれないと思うと、どこまでも車を走らせてしまいますね。普段の仕事で何本もワインを持ち歩いたりするので、体力作りも兼ねて中高時代の仲間と草野球を楽しむ日もあります。