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インタビュー
会社を代表して
生産者と向き合い、
生産者の気持ちで
社内と向き合う。
商品部
池田 早穂
2015年入社
上智大学 外国語学部 卒
小学生時代を北京で過ごし、大学はポルトガル語を専攻。海外文化がいつも近くにあった。入社後はショップ勤務を経験した後、卸事業部での営業を4年半担当。2つのセールス部門を経験し、商品部に異動となる。
DIVISION DIVISION 商品部
Topic.1 ワイン市場を面白くする。
海外の生産者から日本の市場にマッチするワインを購買する仕事を担当しています。現在は先輩バイヤーのサポートとしてスペインのワインに携わっています。日本での売り出し方を生産者と共に考え、市場にあわせた価格交渉も行います。
また、各事業部を介して商品の魅力をお客様に伝えるのも、商品部の仕事です。生産者には社員を代表してエノテカのニーズを、各事業部に対しては生産者を誰よりも理解する人として、想いや戦略を伝えているのです。
どの商品をどれだけ仕入れたら、ワインを楽しむ人を増やせるか? このゴールを念頭に置き、目先の売れる、売れないという観点に絞らず、ワイン市場を育てていきたい。生産者と各事業部の想いを汲み取り調整していくことが私のミッションです。
Topic.2
市場を無視した
売り方はしない。
「お客様が手に取りたくなるワインとは」と、常に自分に問いかけることを大切にしています。先日、ある生産者から「新しいワインを取り扱ってほしい」と相談いただいた時のこと。相場よりもやや高価なそのワインは、日本の小売市場に並べるには消費者の手に取られにくいものでした。
私は正直に「このままでは商品を楽しんでもらえない」と生産者に伝え、日本市場の動向やターゲット層に喜ばれるワインについて何度も議論を重ねました。互いが納得し合えるゴールを導き出すのは一筋縄ではありませんが、そうして生産者にも消費者にも喜ばれるワインを市場に送り出せた時に、この仕事の醍醐味を強く感じます。
EPISODE Topic.3 忘れられない1本のワイン
フランスの一大メーカー、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが手掛ける「ムートン・カデ・ルージュ」。卸事業部で量販店向けの営業を担当していた頃に扱った商品です。「世界で最も販売されているボルドーワインブランド*」であり、1930年に発売以降、現在100ヵ国以上に輸出されるロングセラーでもありますが、メジャーすぎる商品ゆえに「差別化できないので置く意味はない」と断られることもありました。
しかし、メジャーであることを逆手に取り、ボルドーワインのベンチマークとしての魅力を存分に伝えるために他社との比較を行い、ヴィンテージに左右されない安定した味わいであることや、名門であることに奢らず常に進化を遂げるワインブランドであることをご提案。また、物流コスト削減など「様々な角度からワインを売る」ことについて考えた思い入れのあるワインです。
*IWSR2018調べ
SCHEDULE Topic.4 ある日のスケジュール
DAY OFF Topic.5 オフの日の過ごし方
市場調査も兼ねて、レストラン情報は日頃からしっかりチェック。雑誌やネットなどあらゆる所から情報収集しています。気になったお店には実際に足を運びます。市場調査と言いつつ、休日に美味しい食事とワインを楽しむことは何よりの楽しみ。食べた分、筋トレで消費することも欠かしません。映画を見ながらゆったり1時間ほどやっています。