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インタビュー
各国の現地法人を
支える伴走者として、
国際事業のさらなる
拡大成長を追う。
国際事業部
岩嵜 晃
2010年入社
グロービス経営大学院大学 経営研究科 卒
学生時代から探究心の強い性格で、BARでのアルバイト経験から学問性の高いワイン業界を進路に選ぶ。エノテカ入社後は卸事業部の新規開拓や国際事業部の黒字化急成長に貢献し、現在は国際事業部長を任されている。
DIVISION DIVISION 国際事業部
Topic.1
海外拠点への支援を通じて
目指す戦略を実現させる。
エノテカが展開する国際事業は、一部を除き各国ごとに現地法人があります。その現地法人の責任者であるGM(ゼネラルマネージャー)が、経営戦略と成長ストーリーを練っていく中で、そのビジネスをあらゆる面で日本からサポートするのが国際事業部の役割です。例えば、ある国のGMがワインショップを強化したいと持ちかけた時。彼らの期待する出店戦略を一緒に具体化しながら、市場ポテンシャルや立地、客層、商品等をすべて提案資料にまとめ、本社の経営会議に上程して承認を得ていくのが私の仕事です。
海外では国別に商品戦略が異なるため、フランス等のワイン展示会に出向き、新たな生産者との接点を創り出す仕事も重要です。それぞれの国で通用するワインなのかを見極めながら、生産者と海外拠点の両者が共に成功する筋道を考えサポートしていくことが国際事業部の仕事の醍醐味です。
GMの戦略を支えるたった一つのサポートが数億円もの売上に現れていくスケールの大きさ。今や100億を超えた海外マーケットを追いかけるダイナミズムを味わえるのは、国際事業部ならではと言えるでしょう。
Topic.2
経営を知らぬ者に
伴走はできない。
国際事業部にはMBAを取得しているスタッフが複数名在籍していますが、一人ひとりが経営者のつもりで仕事を学ぶ気概が不可欠です。仮に、海外のGMから「お金が足りないから1億円を調達してほしい」とコールがあった時、どうすればいいのかと言葉に詰まったり、確認しますと言ってるようでは通じません。これが経営を学び続ける人間であれば、相談を受けながらGMの考える戦略を頭に浮かべ、問題解決に向けた最短ステップを提示できます。私たちの言う海外拠点を支えるというのは、そういうレベル感なのです。
また『事業がうまく行くか行かないかは、コミュニケーションが99%』という自論があります。学ぶことが大切である一方で、小手先の経営学やテクニックに信頼は生まれず、事業成長はおろかオペレーションさえ上手く回りません。私たちは現地メンバーの上の立場ではなく、下の立場でもない。彼らの隣で、ともに額に汗を流す伴走者であることを何よりも大切にしています。
※写真はシンガポール支店のGMたちと懇親会を開いた時の若き日の私。
EPISODE Topic.3 忘れられない1本のワイン
イタリアの大衆向けワインとして広く知られるキャンティ。その最高峰が「カステッロ・ディ・アマ」であり、卸事業部の拡大成長が軌道に乗った頃、慰労会で当時の社長が選んでくださった思い出深いワインです。最上質なボルドーワインを口に含めた時のような深みと余韻、柔らかなタンニンのシルキーな味わいに「大衆向けのキャンティなのに、エノテカが扱うとこれ程のレベルになるのか」と鮮烈なインパクトを残しました。
「まだまだワインを知った気になってはいけないな」と気を引き締め直したのと同時に、ごく少量しか生産されないこのようなワインをエノテカが扱い続けるには、生産者の想いをワインラヴァーの一人ひとりに届け、市場を広めていく使命が私たちにはあるのだと、学ぶべきことが沢山詰まった格別の1本です。
SCHEDULE Topic.4 ある日のスケジュール
DAY OFF Topic.5 オフの日の過ごし方
休日は読書が多く、たまに社内の方々とゴルフに出掛けています。国際事業部のスタッフによく話すのは、気にせず定時に帰っていい分、自己研鑽の時間を大切にしてほしいということ。ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源の自己学習は当然で、マーケティング、法律、ファイナンスなどの専門的スキルまで広範に渡って求められるのが国際事業部です。やっていることは経営ですから。だからこそ、ショップ勤務を経て国際事業部を目指す方には、経営に毎日どっぷり浸かる覚悟を持ってきてほしい。その分、海外の風を肌身に感じながら国・拠点単位の業績拡大に貢献していく仕事のダイナミックさ、その面白さを保証します。